私はやせ型のアラフォーです。
食べる量を増やしてもなかなか体重が増えないのですが、最近本を読んでいて、これが太りにくい原因かもということに思うようになりました。
よく噛んで食べる
結論から言うと、とにかく咀嚼して食べることです。
たくさん咀嚼する=時間がかかる。
よって、家での夕食は1時間ぐらいかかってしまっています。
これは決して意識してやっているわけではなく、もともと胃腸が弱くて、かなり咀嚼しないと飲み込めないから。
早く食べるとほぼ100%お腹を下します。
一般的にも「ゆっくり食べると太りにくい」とは言われてはいます。
その理由は「満腹中枢は刺激されるまでに約15~20分かかるから、ゆっくり食べると量を食べなくてすむ」というもの。
でもそれだと、ゆっくり(たくさん咀嚼して)食べたとしても、量を食べたら太るということになるような気がする。
個人的には太りたいのと、食いしん坊なので満腹中枢を感じても、できるだけたくさんの量を食べ続けます。
でも体重は増えない。
友達にも「食べるの遅いけど、量はしっかり食べるよね」と言われます。
そのため、太りにくいのは量よりも咀嚼(回数・時間)にポイントがあるのかも?と思うようになりました。
健康オタクの高城剛さんの本
このことを書こうと思ったきっかけは、ミニマリストでもある高城剛さんの本「高城式健康術55」を読んだから。
20章の「咀嚼」から一部引用すると、
2007年には、新潟大学、大阪大学、国立循環器病研究センターの共同研究グループが、「噛む力が低下するとメタボリックシンドロームになりやすい」との研究結果を発表した。
・・・
多くのダイエット本が、咀嚼に言及しないのは、本当に不思議でならない。周囲を見ても、咀嚼だけでダイエットに成功している人が、何人もいるのだから。
ダイエットと咀嚼の関係について、これ以上深掘りはされていませんが、言及されています。
現代はふわふわ、ふっくらもちもち、みたいなあまり噛まずに食べられるものが多くなっていて、より咀嚼をしない傾向にあります。
そのため、弥生時代には一食あたりの咀嚼回数は約4,000回だったのが、江戸時代には約2,000回、現代では650回にまでなっているのだとか。
おわりに
10代後半の頃、思春期特有の「痩せなきゃ」という思い込みで、当時そこまで太ってはいなかったけれどダイエットをしていました。
でも食べたいのに量を食べられないというのはすっごくストレスだった。
当時は柔らかいパンばかりをサラっと食べていて(パンならあまり噛まずに食べられた)、量も食物繊維も少ないから便秘にもなるし、大して痩せもしなかったのを覚えています。
もし柔らかいパンであっても、とにかく咀嚼してある程度量も食べていたら、ストレスも少なくダイエットできていたのかもしれない。
この忙しい現代社会で、ゆっくり食べるということ自体なかなか難しいことではあるのですが、そんな風に思いました。
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