子どもがゲームに夢中になって困る、という悩みを子どもがいる友達や知人からよく聞きます。
ゲームに対する親の考え方って、人それぞれだと思いますが、おもしろいなと思うのが夫が子どもだった頃の義母の教え。
義母の教え
私が子どもだった頃、女の子がゲームをすることはそこまで多くなかったので、私がはまることもありませんでした。
ただ、男子の兄はゲームにすっかり夢中になり、母は「ゲームは完全に悪」という考え方だったのでゲーム機を取り上げたり隠したり…
兄と母のバトルで、当時家の中は殺伐とした空気が流れていました。
大人になってこの話を夫にしたときに、お義母さんはどうだった?と聞いてみました。
母親にはゲームについて
「ゲームがしたいなら、やりたいだけやったらいい。でも、やるならいずれゲームをする側ではなく作る側になりなさい」
と言われたそうです。
それまで実母と同じように、ゲームは”許容するか、禁止するか”の2択だと思っていた私。
これは斬新な考えでした。
その後、夫はゲームをやってみたものの、深く興味を持つことはなかったらしく、今でもゲームをしません。
消費する側ではなく供給側にまわるということ
義母が言いたかったのは、単にゲーム開発者になれと言っているわけではなく、
多くの人がはまるものに自分もはまって消費する側になるのではなく、供給者側にまわりなさい
ということ。
もっと言えば義母はビジネス好きで、供給者側に立ってビジネスをする側になれということだったようです。
作る側にまわると満足度も高い
これって何もビジネスに限らず、在り方についても言えると思います。
今ってスマホを含め、気がついたらが時間を消費するものがいっぱい。
- SNS
- スマホゲーム
- TV
- サブスクのドラマ、映画etc…
一方で、たとえば
- 料理を人にふるまう
- 絵を描く
- 楽器を演奏する
- 何かを発信する側になる
など、能動的に自分が動く側にまわる方が、より人生の満足度が高いのではないかな。
ある程度の時間の消費は悪くないけど、行き過ぎると「今日もだらだら時間を使ってしまった」と後悔することが多い。
「できるだけ生み出す側にまわる」ことで自己肯定感も高まるように思います。
ここ数年、このことを意識して暮らしています。
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