小学生の姪っ子が、ときどき学校へ行かないそうです。
朝から行かない日もあれば、保健室に登校して、そのまま帰ってきたり。
友達はいるみたいで、いじめられているわけではないようだけど、はっきりした理由はわからないとのこと。
母親である姉からそんな悩みを聞いて、正直に出てきたのは
姪っ子がちょっとうらやましいなという感情です。
そもそも家庭より学校がマシ、という環境
私の母は、今で言う毒親なのだと思いますが、とてもヒステリックで感情的。
世間体を気にし、少しでも気に障ることがあると子どもにすぐ手を上げる人でした。
そして今でこそ和解していますが、子どもの頃の私は姉からも暴言を吐かれたり、いじめられていました。
当然ながら、家庭内は温かさとはほど遠い空気。。
そんななので、私にとって学校に行くことはある意味、気晴らし。
少なくとも、家庭にいるより学校に行ったほうがマシだったんです。
かといって、学校が安寧の場でもありませんでした。
幸い学校でいじめられることはなかったけど、それなりに嫌なこともあり、学校行きたくないなどと思っても、まず親がそれを許容するはずがありませんでした。
きっと私が不登校になったら、母はひきずってでも学校へ連れて行ったでしょう。
こんな子は恥ずかしいと言って。
子どもの考え
不登校になる子の理由はさまざまだと思うけれど、
少なくとも学校よりは家にいることの方が心地よい
ので、学校より家庭にいることを選択しているのではないかなあと思うのです。
私のように家庭より学校の方がまだいいやという子は、学校に行く方を選ぶと思う。
不登校を受け入れること
子どもが不登校になると、ほとんどの親は心配し悩むでしょう。
私には子どもがいないけれど、もしそうなったら同じく心配すると思う。
ただ、子どもが不登校という状況を親が許容しているということは、それだけで子どもの味方になれているんじゃないかな。
学校に行かない子どもを責めるのではなく、一旦は受け入れている姉を見ているとそう感じます。
子が不登校になって、自分を責める親御さんもいると思うけど、その状況を受け入れること自体が、理解のある親御さんだなと思うのです。
それを逆に”甘やかしている”といえばそうなのかもしれないけど、私はそれでいいと思う派です。
おわりに
悲しいことに、家庭にも学校にも居場所のない子もいます。
そういった子が、事件に巻き込まれたり自分で事件を起こしてしまったり、という悲しいニュースも時々耳にします。
不登校にはいろんなケースがあるとは思うけれど、
子どもにとってどこかしらで逃げ場がある社会、選択肢がある社会であってほしいです。
コメント